夏季合宿 in 伊豆の国市 その①

「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」

最後の挨拶 満面の笑顔 息が揃った大きな声

清々しく 自信に溢れた
まるでもののけが取れたような顔をして
子供達は親御さん達の元へ帰って行った。

続々と届く 感謝のメール。
「合宿から帰って来て、自分から進んで机に向かっています。目の輝きが違います。これほどまで 変わると思っていませんでした。本当にありがとうございました。」
「本当にお世話になりました!合宿報告会。夫婦で参加させてください。」

実際 私の息子 中学3年生も 過去この合宿に2回参加したけれど、今回の合宿で得た学びと気づきと決意は完全にデフォルトに落ちた事がわかる。中学に入り難しい時期を一緒に過ごした母として、この子はもう大丈夫だ。と確信してる。そして今年の参加者のお母さんがたはきっとそんな変化をご家庭で感じていると思う。いつも心配が小言に変わり、子供達との仲が悪化して毎日がどんよりしてしまい、悩んでいる母にとって、子供達の成長がどんなに嬉しい事か。。。と想像する。
インパクトの強い経験をすると、一時的な気分の高揚感を感じ、その後その熱は冷めてしまう。時間によって薄まってしまう。確実に感動や気づきはそこにあったはずだが、得たモチベーションを持続させる事が難しい。なぜ難しいのか。 なぜ今回の合宿は特別だったのか。 涙が溢れて止まらないようなシーンがあんなにあったのか。

一人の先生として 息子の母として 全員の母として 相棒として 参加したこの合宿の全部をみてきた一人として書き留めておきたいと思う。

3泊4日

30時間 数学のみの夏合宿

富士市 磐田市 東京 茨城 から集まった中学受験を控える小6から中学3年生39名。スタッフ9名。

地域も学年も学力も様々でほとんどの生徒もスタッフもお互いに初対面。

共通するのは“小澤淳先生”
いや。小澤先生に会った事のない 先生に教わった事もない生徒もスタッフもいた。 だから共通していたのは・・・

今の自分に満足していない。何かが足りないと感じている生徒と
誰かのために自分のできる事をしたいと思っている人間達

友達に誘われて一緒にきた子、他の塾に通いながらこの合宿だけ参加する子、電車を乗り継いで北関東からたった一人で参加する子、 中学2年間不登校だった子、内申点9教科合計合わせても公立高校に入学は厳しい子達、志望校がまだ決まらずにいる子、優秀な兄弟と自分と比べ優劣感を理由に投げやりになっている子、ご両親が揃っていない子、勉強なんて大嫌いな子。

事前に保護者からもらった合宿参加アンケートからは何の情報も拾えないと思った。直に接してみないとわからない。寄り添ってみないとわからない。こんなにも子供達は本当に様々な思いと不安を抱えて生きているのか・・・。

「自分で行きたいと言ったものの、合宿が近づくにつれて、いやだな。。。そんなに30時間も勉強したくないな。。。。」 集合時間に集まった生徒達の顔は不安でいっぱいだった。

 

「お前達は猿だ!!」

小澤先生のいきなりの厳しい言葉に眉毛が口がへの字になる生徒達。

でも その言葉の意味を知ると少しづつ表情に変化が見えてくる。

「人間と猿の違いは何か?過去の合宿でも伝えた。覚えている奴はいるか?人間は考える。考えない奴は猿だ。 では君は人間だとしよう。人間は何を考える?先を考える。これからの事を予測する力がある。そして不安になる。 そこで人間は二つの人間に分かれる。その不安に対し ”まぁ。。。いいか。大丈夫だと大丈夫でない事から目をそらして逃げる者” ”その問題に対して何か改善しようと努力する勇敢な者” さぁ。勇敢な者になれ。変われ。変われ。これからの4日間、自分の弱いところも良いところも見つけながら過ごせ。」

 

ひたすら数学の勉強をする30時間だと思って来た生徒

ひたすら丸つけをする30時間だと思って来たスタッフ

どうやら これからの4日間は自分が想像していた物とは違うようだぞ。。 そしてそう思っているのはどうやら僕だけ私だけじゃないみたいだぞ。生徒達の表情が緊張から戸惑いの表情に変わる。そして チームに分かれて勉強開始。
39名の生徒はそれぞれのストーリーを持って今を生きる学生スタッフたちに事前に振り分けられていた。スタッフたちは受け持ちの生徒たちの顔さえ見た事のない状況からのスタート。

 

マイペースde大器晩成  リーダー小澤美峰  中1 小6担当

中学受験経験者。中学受験そのものも、母は前向き、父は反対の姿勢の中で小学4年生から通塾を始める。途中で辞めたいと思った事もあった。父はいつでも受験勉強辞めていいよといってくれた。でも一生懸命支えてくれる母にはそれを言い出す事が出来なかった。頑張って入った学校。勉強についていけなかった。不登校になって学校に行けなくなった。そしてついに学校から明確に言葉にはしないものの、”そろそろ出て行ってくれ”と追い出しの姿勢。転校したいと思っても受け入れてくれる学校はほぼなかった。必死に探して家から遠く離れた学校に転校し、おばあちゃんと二人暮しになった。 全てに悩んで自暴自棄になった時に、お父さんから言ってもらえた言葉 「お前は大器晩成型だから、自分のペースでやればいいんだよ。」その言葉に支えられたから、きっと自分と同じように悩んでいるそんな子がいるかもしれないと思ってこのチーム名をつけた。

 

 

Have fun!        リーダー 小林乃愛  中1担当

私立中高一貫校をこの春に卒業。現在留学準備中。この合宿参加を友達に誘われて行こうかどうしようか迷っている中学2年生の妹を参加させたい、強くなって欲しいと願って「お姉ちゃんが一緒に行ってくれるなら行く。」と言った妹の言葉に、最初はただ寝泊まりを一緒にしようと思ったけれど、自分の経験のためにスタッフをさせて欲しいと志願。急遽スタッフに。

 

 

いちばん星  リーダー 牛田帆南  中2担当

昨年のベテラン塾講師の中で唯一の学生で経験なしのスタッフだったのにも関わらず、生徒達から抜群の人気を得た。現在国家試験に向けて勉強中で、当初この合宿の参加は断っていたけれど、やはり間際になって「あの子達に会いたい。」と駆けつけた。3日目の最終列車に乗って東京に帰るというスケジュールだった。それぞれのいいところを見つけて輝いて欲しい。自分の星になれと願ってこの名前をつけた。

 

 

出し尽くせ!ポテンシャル!! リーダー 鈴木翔太 中2 中1担当

高校三年生。自分自身も受験生。大学受験の大事な夏。お世話になった塾の先生の依頼で今回合宿にスタッフとして参加することになったが、多分一番何をどうすればいいのかわからなかった彼だと思う。合宿開始前からラインでスタッフグループを作り色んな打ち合わせが行われていたが、チーム名を決めて欲しいという依頼にも戸惑っていたので、合宿の母の願いを込めてこのチーム名をつけた。

 

 

ポジティ部    リーダー 乗富真穂  中3

秋田の一学年30名前後という小学校から中学校までクラス替えもないような、高校進学は2校の選択肢しかないような学校出身の東京大学 大学院生。「私はみんなの年の頃、自分が東大に入る何て夢にも思っていなかったし、一学年30名しかいないのに、成績が一番だって、なんも嬉しくないし、勉強ができるからって”ガリ勉”とか呼ばれて嫌だったし、選べる高校だって2つしかないのに、そのうちの一つはもうお姉ちゃんが行っていて、”乗富なんて珍しい苗字なんだから、あんたが入ってきたらみんなにバレるから、うちの高校は絶対に来ないで!!”って言われちゃったから、選択肢は一つしかないし、学歴大好きなおばあちゃんは最初から一番高に行けというし。中3の頃は本当にそれが嫌で嫌で、敷かれたレールの上をただ歩いているなんて嫌だ!!一番高なんか行かない!!と反抗していたんだけれど、たまたま学校帰りに畑で出逢った叔父さんと話をすることがあったの。私が受験生であることがわかって、進路にそんなこんなで悩んでいる事を知ったら、その叔父さんの息子さんが例の一番高に行って、その後留学したりしているよ。どんどんやりたいことが増えていっているみたいだよ。寂しいけれど、親はそんな子供の成長が嬉しいから応援するよ。だから、君も頑張れよ。と枝豆をたくさんくれて。私、その叔父さんのおかげでとってもスッキリしてね。自分の為に勉強しようと思えるようになったの。だから、今度は私がみんなの枝豆のおじさんになりにここにきたの。」

 

苦手克服!!        リーダー 古屋駿太 中3担当

昨年のこの夏季合宿参加者。小澤塾アウトリーチ富士の2期生。いつも不完全な宿題の仕上げ方で小澤先生から名指して叱られてばっかりいた。いつ火がつくのだ!?!?と周りの大人をキリキリさせていた彼が「僕はこの合宿に来たことで、自分の進むべき道をはっきり決意することができたし、一つ上の学校を目指すことができた。自分の生きたい学校に進むことができた。まだ志望校が決まってなくて、迷っていたり不安に思っている人もいると思うから、これからでも大丈夫だよ。と伝えに来た。人の前で話すのは苦手だから、うまく話せるようになりたいと思って、このチーム名をつけました。」とみんなの前で話した。

 

Full Force                                   リーダー 依田一輝  中3担当

昨年の合宿参加者。「30時間?数学?余裕でしょ。」と意気込んで参加した去年の合宿には、自分の想像をはるかに超える頭脳と精神を持った同学年の男子達が居た。小澤先生が震災の後5年間通って育てた生徒達。一人は化学オリンピックで日本で8位 自宅に化学実験室がある 難病の親族を救う為に医者になる。今の学校に居ては自分の進みたい道に行けない。だから中高一貫校を捨て、受験し直す。と明確なゴールとミッションを既に中3で持つ彼や、同じように高い志を持って勉学に励む福島の生徒達に刺激を受けた依田。「俺は自分が今まで結構いい感じにできるやつだと思っていた。でも、まったく彼らとはレベルが違う。まったく敵わない。でもいつか彼らと同じところで学べるように努力していきたい。」と昨年思った彼は、その後進学先のレベルを最高レベルまで引き上げ今、高一の夏を迎え、それを後輩達に伝えたくて合宿に参加。

 

全力の努力は美しい    リーダー 合宿総責任者  小澤淳

元早稲田アカデミーカリスマ講師 数々の著書 テレビ出演 塾講師の中では知らない人が居ないというくらい業界では有名人。生徒を宣伝の道具にしたり成績だけを追いかける 売り上げだけを追いかけるような姿勢に反発し大手塾を辞め、個人塾を開く。そこでネット被害に遭い塾は潰れスタッフは離れていく。その後もっと小さな塾を市ヶ谷に開くが、経営者との意見の食い違い、姿勢の違いから「もうそろそろ自分も年貢の納め時。子供の成績を伸ばすということには興味はない。キャリア最後は自分を本当に必要としてくれる子供達や保護者の為に時間を使いたい。」とこの春に辞職。どうしても小澤先生に中学受験の最後を見て欲しいと懇願された2名の生徒の為に毎週一度東京に通う以外は静岡に拠点を移し、富士市・磐田市の100名近くの生徒たちの指導をしている。 「この国はおかしい。高校生の7割が自己肯定感がないまま生きている。自殺を考えている若者が多い。自分自身何度も死のうと考えた。そんな風にみんなをしたくない。自分の生徒には強く生きて欲しいと思っている。世の中理不尽なことが多い。でも負けるな。負けて欲しくない。逃げるな。」 先生は指定選手だけ担当する。指定選手は受験生の中から「自分を変えてください!!」と思う生徒が立候補し、この子を特に変えたい!という生徒を最終的に先生が選抜する。想像の通り先生の指導は厳しい。怖い。

合宿の母   金谷尚美

英語 速読 プログラミング塾キッズイングリッシュ代表。 中学3年生の息子がいる。  小澤先生を富士に誘致したのは3年前の春。小澤先生とは講演会が縁で知り合った。自塾英語塾の生徒たちの数学を伸ばして欲しい・・・講演会の後の保護者アンケートの中に、こんな先生に教わったら数学が楽しくなって、自分の人生は変わっていたかもしれない・・・。そんな保護者の声が大きかったことで、軽い思いで先生に富士へ指導に来て欲しいと頼んでみたものの、先生の厳しすぎる指導を見て何度も先生とバトル。先生の暴言に怒りを覚え退塾する生徒も多数。指導以外の雑務が多すぎて自分の塾や生活が手薄になってしまう事に懸念を感じ、小澤塾は約束通り3年で終わります!!と昨年末伝える。しかしその時には小澤先生は完全に富士の生徒にやり甲斐生きがいを感じていて、離れる気はないという事が判明。しかし私はもうお世話は無理!!と率直に伝え、別塾を立ち上げる事で、必要な時にお互いサポートしあっている。 人はそれぞれいいところを持っている。安心して最高のパフォーマンスができるような環境を整えてあげたい と思って合宿に母親役として参加する。

そんな スタッフとともに始まった  夏季合宿。

 

その②に続く・・・・・・・・・・・・・・

 

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